スマホに突然表示された「+801」からの着信——。
どこの国から？出ても大丈夫？詐欺だったらどうしよう？そんな不安を抱えている方のために、本記事では+801の番号の正体、通話料や課金の仕組み、迷惑電話かどうかの見分け方、そして出てしまった場合の対処法まで徹底解説します。
さらに、着信ブロックや相談窓口など、今後不安なく過ごすための根本対策まで網羅。+801の着信で不安を感じたことがある方は、ぜひ最後までご覧ください。
+801からの着信を受ける前に知っておくべきこと
ある日突然、スマホに「+801」から始まる番号からの着信——。一見すると海外からの国際電話のようにも見えますが、実はこの番号には“ある共通のリスク”が隠されています。まずはこの番号の正体や、仕組み、そして背景を整理していきましょう。
「+801」ってどこからの着信？基本概要を知ろう
最初に結論をお伝えすると、「+801」は実在しない“未割当”の国番号です。国際電話に使われる「+」のあとに続く数字（国番号）は、国際電気通信連合（ITU）によって厳密に管理されており、国ごとに固有の番号が割り当てられています。
たとえば、
- +81 → 日本
- +1 → アメリカ・カナダ
- +44 → イギリス
といった具合です。しかし「+801」はその一覧には存在しておらず、これはつまり誰も正規に使っていない“空き番”であることを意味します。
| 番号帯 | 割当状況 |
|---|---|
| +800 | 国際フリーダイヤル |
| +801〜+807 | 未割当（使われていない） |
| +808 | 国際分担課金 |
「+801」は国際電話？通話料や課金の仕組みを確認
見た目は国際電話っぽいですが、実際に国際通話料金がかかるかどうかは別問題です。日本の通信会社では、以下のような課金ルールが一般的です。
- 着信だけでは基本的に料金は発生しない
- 発信（折り返し）した場合に通話料がかかる
ただし例外もあります。
| 状況 | 課金の可能性 |
|---|---|
| 海外ローミング中に着信 | 受信料が発生することあり |
| 特殊アプリや格安SIM（MVNO）利用時 | 事業者によっては着信料が発生 |
着信があっても折り返さなければ請求されないのが基本ですが、不安な場合はご自身の契約内容を再確認しておくと安心です。
なぜ「+801」での着信が増えているのか、背景を探る
+801のような番号からの着信が最近増加しているのは、詐欺グループによる「番号偽装（スプーフィング）」が背景にあります。
この技術では、VoIP（インターネット電話）を用いて任意の番号を装い、あたかも別の国からかかってきているように見せかけることができます。
なぜわざわざ+801のような番号を使うのかというと、「見慣れない＝興味を引く」「海外からかも？＝取ってしまう」心理を悪用しているからです。
つまり、+801は単なるランダムな数字ではなく、狙って選ばれている番号と考えたほうがよいのです。
+801からの着信を受けたら、まず何をすべき？
見慣れない「+801」からの着信が表示されたとき、どう対応すればいいか戸惑いますよね。出ていいのか、無視すべきなのか、迷ってしまう方も多いはず。ここでは、受けた直後にやるべき行動を順を追ってご紹介します。
まず検索！番号の情報を確かめるコツ
着信があったら、まず落ち着いてその番号をネットで検索してみましょう。迷惑電話や詐欺電話の情報を共有しているサイトや掲示板が多数存在しており、「この番号は詐欺です」といった口コミを確認できる場合があります。
検索時のポイントは以下のとおりです。
- 「+801 ○○○○」など、番号をそのまま入力
- 「+801 詐欺」「+801 怪しい」などのキーワードと組み合わせる
- 口コミサイトや迷惑電話報告サイト（Whoscall、迷惑電話検索など）を活用
知らない番号＝検索習慣を持っておくと、不安やトラブルを事前に防げます。
「取る」「出ない」判断のポイント：リスク vs 怖さ
+801のような見慣れない番号に対して、「出ないと失礼かな？」「大事な連絡かも」と悩む方もいますが、迷ったときは“出ない”が正解です。
理由はシンプルで、
- +801は実在しない番号である可能性が高い
- 詐欺グループによる偽装が確認されている
- 出ることで個人情報を狙われるケースがある
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 海外の知人や企業との関係がない | 無視してOK |
| 番号の頭が「+801」「+803」など未使用帯 | 出ない方が安全 |
| 何度も同じ番号から着信がある | 迷惑電話の可能性大。ブロック推奨 |
「怖い」と感じた直感を信じて、まずは取らないことが最大の防御です。
初心者でもできる「迷惑電話対策」の基本ステップ
電話に出ないだけでなく、継続的な対策をとっておくことで、同様の着信を回避できます。ここでは初心者でもすぐに始められる基本的なステップを紹介します。
| 対策内容 | 具体的な方法 |
|---|---|
| 番号をブロック | スマホの「着信拒否」機能を使う |
| アプリを活用 | 迷惑電話対策アプリ（例：Whoscall、電話帳ナビ）を導入 |
| 国際電話の受信停止 | キャリアの設定で「国際着信を制限」 |
| 家族にも共有 | 高齢者や子どもにも「出ない習慣」を伝える |
一度被害に遭うと対処が大変なので、未然に防ぐ意識が重要です。
誤って+801の電話に出てしまったらどうする？
うっかり+801からの電話に出てしまった——そんな時でも、落ち着いて適切に対処すれば大きなトラブルを防ぐことができます。この章では、通話中・通話後・その後の予防まで、段階ごとに対応策を解説していきます。
通話中の注意事項 — 慌てずに対応するために
まず通話中に「怪しい」と感じたら、すぐに通話を終了するのが最も安全な行動です。会話を続けてしまうと、詐欺グループに情報を引き出されるリスクが高まります。
- 「本人確認のため」などと理由をつけて住所や生年月日を尋ねてくる
- 「パスワードリセット」や「アカウント凍結」など不安を煽るワードを使ってくる
- 日本語が片言だったり、やけに早口な場合も注意
個人情報は一切伝えない。これが鉄則です。
「切ったあと」の行動リスト：請求・記録・通報の順序
電話を切ったあとも、適切な行動を取ることで安心につながります。以下のチェックリストに沿って対応しましょう。
| やるべきこと | ポイント |
|---|---|
| 1. 通話時間の確認 | 長時間の通話になっていないかチェック |
| 2. 通話料の確認 | 通信会社のマイページ等で国際料金が発生していないか確認 |
| 3. 着信記録の保存 | 着信日時・番号・通話内容をメモしておくと後日役立つ |
| 4. 通報・相談 | 警察相談（#9110）や消費者ホットライン（188）などへ連絡 |
「何も起きてないから大丈夫」と放置せず、念のため確認と記録を。
被害拡大させないために取るべき4つの予防策
万が一の再発防止のためにも、以下の予防策を実行しましょう。
| 予防策 | 具体的な行動 |
|---|---|
| ① 番号の着信拒否 | スマホの設定やアプリでブロック |
| ② アプリ・URLは絶対に開かない | 通話後に届くSMSなどには要注意 |
| ③ セキュリティソフトでスキャン | スマホの状態をチェックし、ウイルス感染を防止 |
| ④ 家族や知人にも注意喚起 | 同様の番号で他人にも被害が広がる可能性あり |
“出てしまったこと”よりも“その後の対応”が大切です。慌てず、冷静に、着実に対処しましょう。
「+801」からの電話を迷惑・詐欺電話として見分ける方法
+801からの着信がすべて詐欺電話というわけではありませんが、少なくともその多くが悪質な迷惑電話である可能性が高いことは確かです。この章では、具体的な詐欺パターンや見分け方、役立つ外部情報の探し方、迷ったときの相談先まで詳しく紹介します。
典型的な詐欺パターンとその見分けポイント
過去の事例から見ると、+801からの着信でよくある詐欺手口には、以下のような特徴があります。
| 手口のタイプ | 特徴 |
|---|---|
| ワン切り詐欺 | 1コールで切り、折り返しを誘導（高額通話料狙い） |
| なりすまし詐欺 | 警察・役所・銀行などを名乗り、保証金や情報を要求 |
| フィッシング誘導 | 通話後に不審なSMSで偽サイトに誘導し、IDやパスワードを盗む |
| アプリ誘導 | 偽の公式アプリと称し、マルウェアをインストールさせる |
どれも「心理的に急がせる」ことが共通の特徴です。「今すぐ対応しないと危険」などと言われたら、一旦落ち着くのが一番の対処法です。
「怪しい番号」リストや口コミサイトの活用術
不審な番号がかかってきたときに活用したいのが、迷惑電話の口コミ情報サイトです。実際の被害報告やコメントを見ることで、自分の状況と照らし合わせることができます。
- Whoscall：スマホアプリで通話前に危険な番号を表示
- 電話帳ナビ：番号検索で迷惑度を確認、口コミ多数
- 番号検索.net：詐欺被害の詳細レポートが豊富
検索するときは以下のようなキーワードを使うのがコツです。
| 入力例 | 内容 |
|---|---|
| +801 詐欺 | 番号に関する注意喚起記事やブログがヒット |
| +801 ワン切り | 具体的な事例や被害報告の投稿が見られる |
| +801 迷惑電話 | 被害者の声や対策情報が一覧化されている |
ネット検索は“第2の防御手段”。情報収集の習慣をつけておくと安心です。
「これって詐欺？」迷ったときの相談先まとめ（自治体、消費者センター等）
どう判断していいか分からないときは、迷わず公的な機関に相談しましょう。無料かつ匿名で対応してくれる窓口が整備されています。
| 窓口名 | 連絡先 | 対応内容 |
|---|---|---|
| 警察相談専用電話 | #9110 | 詐欺・迷惑電話全般の相談 |
| 消費者ホットライン | 188 | 消費生活センターに自動転送 |
| お住まいの市区町村窓口 | 役所の生活安全課など | 被害届、番号変更の案内など |
「聞いてみるだけ」でもOK。1人で抱え込まず相談を。
根本解決！もう+801からの不安を抱えないために
ここまで読んで「+801の電話は怖い」と感じた方も多いと思います。でも大丈夫。適切な設定やアプリ、相談先を知っておくだけで、今後このような迷惑電話に悩まされるリスクは大幅に減らせます。最後に、今日からできる“根本的な対策”をまとめていきます。
スマートに着信拒否・番号ブロックする設定（iPhone・Android別）
迷惑電話の対処として最も効果的なのが着信拒否（番号ブロック）です。スマートフォンには標準機能として搭載されているので、誰でも簡単に設定できます。
| 端末 | 操作方法 |
|---|---|
| iPhone | 電話アプリ → 該当番号をタップ → 「i」マーク →「この発信者を着信拒否」 |
| Android | 通話履歴 → 番号を長押し → 「番号をブロック」または「迷惑設定」 |
| MVNO（格安SIM） | 専用アプリやWeb設定が必要な場合あり。事業者のサポート情報を確認 |
番号を登録していなくても着信拒否は可能なので、+801が表示された時点で即ブロック推奨です。
快適に過ごすための「迷惑電話管理」アプリ紹介と選ぶコツ
標準の着信拒否機能に加えて、迷惑電話を自動で検知・ブロックしてくれるアプリを使うとさらに安心です。以下は代表的なアプリとその特徴です。
| アプリ名 | 特徴 |
|---|---|
| Whoscall | 世界中の電話番号データベースを元にリアルタイム判定 |
| 電話帳ナビ | 日本国内の迷惑番号情報が豊富。口コミ機能も搭載 |
| トビラフォン | NTTなど大手キャリアと提携し、高精度な迷惑ブロックが可能 |
選ぶときは以下のポイントを参考にしてください。
- 自動ブロック機能があるか
- 不審番号のデータベースが定期的に更新されているか
- 口コミ機能や報告履歴が見られるか
無料プランでも十分に機能するものが多く、初心者でも導入しやすいです。
安心して暮らすために。＋「もしものとき」の相談先一覧付き
万が一、怪しい電話に出てしまった、または被害に遭ってしまった場合でも、頼れる相談先があることを覚えておきましょう。
| 相談先 | 連絡方法 | 対応内容 |
|---|---|---|
| 警察相談専用電話 | #9110（通話料無料） | 詐欺や不審電話の相談全般 |
| 消費者ホットライン | 188（最寄りの生活センターへ） | 被害の予防・救済対応 |
| 携帯キャリア各社の窓口 | ドコモ・au・ソフトバンクなど | 通話履歴調査・国際着信制限の設定 |
| 市区町村の相談窓口 | 役所の生活安全課など | 番号変更や身元確認の支援 |
「万が一」があっても、相談できる場所がある。それだけで心強さが違います。
